SUSABI GAMES

ボードゲーム制作レーベル「遊陽(すさび)ゲームズ」からの情報を発信します。

twitterで自作ボドゲのRTキャンペーンやってみました

8/1~8/8にかけて、サークルとしても個人としても初めてプレゼントキャンペーンを実施しました。ご参加頂いたみなさま、誠にありがとうございました。

本記事は、手探りでやってみたRTキャンペーンのレポートです。今後同様の取り組みを検討している駆け出し同人ボドゲサークルさんのヒントになれば幸いです。(遊陽ゲームズはゲムマ2019春で初出展、キャンペーン開始時点でフォロワー600人程度の規模感のサークルです)

目次

経緯・目的

以前開催した 忍尾将棋 の交流会は「感想戦・考察の楽しさ」をコンセプトとして開催しました。 susabi-games.hatenablog.com

また、忍尾将棋における戦術の考察についてはこちらの記事で触れました。 susabi-games.hatenablog.com

基本的に、対戦ゲームは一緒に考察してくれるプレイヤーが多いほどゲームが面白くなるはずで、その楽しさをお手軽に提供できるのが忍尾将棋の良いところだと思っています。ただ、ゲムマ2019で頒布した数は限られておりそもそも持っている人も知っている人も少ない状況です。現在イエローサブマリンAmazonでの販売で「欲しいと思ったときに購入できる」ように準備を進めていますが、今回は 知ってもらうこと を目的にプレゼントキャンペーンを実施することにしました。

実施方法

キャンペーンの概要

オーソドックスにフォロー&RTで応募完了というやつです。最悪50RTくらいしかされずに終わるかもと思っていたので、17人に1つくらいあげてもいいやという気持ちで当選者数を3に設定。開催期間は C96 向けのサークルチェックが盛んになるであろう 8/1(木)~8/8(木) にしました。

プロモーション

RTキャンペーンのプロモーションとして意識したことは3つです。

1. どんなゲームか知ってもらうために、きちんと情報の導線を用意する

「知りたい」と思ってくれた方がすぐに情報にアクセスできるように意識しました。文字数制限によって1ツイートでは全部の情報を入れるのは難しいので、キャンペーンツイートのすぐ下に返信で情報を追記しました。

2. 固定ツイートにも情報を集約

RTキャンペーンツイートの返信に気付かずにプロフィールに飛んでくる方も多くいることが予想されたので、固定ツイートにもまとめ情報を充実させました。実際、twitter analytics のツイートアクティビティを見てみると、当該ツイートからプロフィールへのクリックは 228回 あったようです。

また、キャンペーンを知らずにプロフィールに来てくれた方のために、固定ツイートからキャンペーンへのリンクも貼りました。

3. リマインドや補足情報をコメント付きリツイートする

既存のフォロワーさんでもたまたまtwitterを見ている時間が合わなくて気付いてもらえない、ということがあるので1日1回くらいを目安に複数回ポストしました。

集計方法

RT数が全然予想できなかったものの「せいぜい数百RTだろう」ということで、参加アカウントの情報をこまめにスプレッドシートに書き写していました。くそアナログですね。結果的にはそれでも問題なかったです。

スプレッドシートに書き写すときにはフォローしてくれた人のプロフィールやタイムラインを拝見させて頂いていたのですが、これは結構良かったです。どんな属性の人が興味を持ってくれているのか知れるという意味では、ゲムマやコミケのような即売会に近い体験でした。(自分と近い属性の人がフォローしてくれると「お前に会いたかったんだよ!」という気持ちになります 笑)また、書き写すときに新規フォロワーさんの数もカウントするようにしました。

抽選キャンペーンを行うためのツールがすでにいくつかありますが、無料のものに絞ると選択肢はあまりないようです。調べた中では あたるぞ というサービスが良さげな感じでしたが今回は採用を見送りました。

抽選方法

スプレッドシート上でアカウントに番号を振った上で RANDBETWEEN 関数を使いました。お手軽。

結果

RT数およびフォロワー数

  • 参加者数 : 210 RT
  • 参加者に占める新規フォロワーの数 : 114(54%)
  • フォロワー総数 : before 619 => after 776

フォロワー数についてはコミケなどの影響もありますが「参加者に占める新規フォロワーの数(114)」以上の効果があったようです。

リツイート数の推移

サークルメンバーへの情報共有の意味もこめて、適当なタイミングでその時のRT数をチャットに書き残していました。

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これをグラフにしたものがこちら。綺麗な二次関数グラフですね。

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累計リツイート数の推移

当選者様

ご本人様から掲載の許可を頂いたので掲載。

  • ゴクラクテン(@gokurakuten)さん
  • ズシオ(@zusio1235)さん
  • 赤 ねむい(@akamtgshogi)さん

おめでとうございます🎉順次発送させていただきます。

気付き

特定クラスタに刺さる瞬間が見える

同じ趣味や属性の新規フォロワーさんが数人続く時があり、「あ、今そのクラスタに刺さったんだな」というのが分かりました。人の繋がりがうっすらと見えるのはtwitter特有の面白さですね。

リマインドツイートは効果ある

全体の数%くらいはリマインドで参加して下さった方々でした。twitterを見る頻度や時間帯は人それぞれなので、適度なリマインドや再ポストはやはり効果的です。

RT専用アカウントによるリツイート

プレゼントキャンペーンのRT専用アカウントによるリツイートが全体の5~10%前後くらいでした。これ自体は悪いことだと思っていなくて、事実として。「RTキャンペーンに当選したいので沢山応募するけど、フォロワーのTL汚したくない」みたいな考えの人もいるでしょうし。

ただ、RTされる側からすると

  • 作品に興味を持ってくれているのか疑問
  • RTされた先では認知が広がらなそう

みたいなことを考えてしまいます。これはプレゼントキャンペーンの宿命なので受け入れていきましょう。

量産アカウントがいなかった

あからさまに自動生成されたような "量産アカウント" は見当たりませんでした。ある意味有名税みたいなものなので、弊サークルはまだ税が適用されていないということですね。もしくはプレゼントするものの単価が安いのでそういうのの対象になっていないだけかも。

まとめ・感想

「知ってもらう」という目的に対する手応えはばっちりでした。当サークルの活動は最低限の利益は確保するものの追及はしていないので、遊んでくれる方々に対してこういったキャンペーンや交流会の形で恩返しをするのを今後も継続的にやっていきたいです。