【A19】遊陽ゲームズ お品書き+関連情報【#ゲームマーケット2022秋】
遊陽ゲームズ(A19ブース)の情報をお知らせします!
<目次>
商品ラインナップ
MENU
今回は『HacKClaD』関連商品のみの販売となります。
新作グッズ・サプライのご紹介
HacKClaD CROSS FATE ゲーム本体』
詳細は公式サイトをご覧ください。
[更新 2022.10.15 16:35]
前作の魔女5人の追加スキルカードは各2枚(計10枚)収録されています(うち5枚は「HacKClaD世界設定資料+短編集」にて先行収録)。また、クロイとラヴの参戦に合わせて調整を行った既存スキルカード4枚も収録されます。
調整を行ったスキルカード(計4枚)
- ロゼット「気迫」「かがり火」
- ルーナ「強襲」
- ミア「義賊」
CROSS FATE アクリル駒
新キャラクター「クロイ」「ラヴ」と「ゲート駒」x2個のアクリル駒セットです。クラッドの駒はありません(造形の複雑さからアクリルフィギュア化が困難でした)。
CROSS FATE カードスリーブ
「クロイ」「ラヴ」のカードスリーブです。各20枚入り。
CROSS FATE プレイマット
CROSS FATE のキービジュアルを堪能できるラバー製プレイマットです。横600mm x 縦350mm x 厚さ2mm。
HacKClaD口折れトートバッグ
A3サイズより大きい大容量のトートバッグなので、ボドゲ会に持って行くゲームの運搬などで便利にお使いいただけます。"口折れ" 部分も含めたおおよその内寸は、高さ430mm x 幅380mm x 奥行100mm です。カラーは黒のみ。
会場特典
HacKClaD紙袋
今回もあります!紙袋!
遊陽ゲームズブースで商品をご購入いただいた方全員にお渡しします。ゲーム本体にプラスして色々入る大きさなので、会場巡りのお供として便利に使っていただけたらと思います。
プロモカード配布
今回もあります!プロモカード!
遊陽ゲームズブースにて『HacKClaD』と『HacKClaD CROSS FATE』それぞれのプロモカードを配布します。当日はぜひお立ち寄りください!
なお、『CROSS FATE』のプロモカードは購入時に紙袋に入れて一緒にお渡ししますので、真っすぐレジにお越しいただいて大丈夫です。
また、ゲムマ後に入手できる機会もご用意する予定ですので、詳細が決まりましたら別途アナウンスいたします。
購入特典クリアファイル
『HacKClaD CROSS FATE』ゲーム本体をご購入いただいた方にクリアファイルをプレゼント!
ご予約について
今回、ゲムマでの予約受け付けは行いません。申し訳ありません。
理由は、待機列での待ち時間を短くするためです。
『HacKClaD』は重く大きい商品ですので、ゆったりと受け取りに来ていただきたいと考え予約受け付けを行ってきました。しかし一方で、予約が一定のボリュームを越えると、お名前の照合や商品管理に多くの時間がかかります。実際、前回のゲムマでは少なくない待ち時間が発生してしまっていました。
いち出展者として、ゲムマに足を運んでくださった皆さまのイベントを楽しむ時間が減ってしまうことは本意ではありません。
レジのオペレーションの効率化・高速化もギリギリまで検討しましたが、前回ゲームマーケットでの経験からキャパシティオーバーになることは避けられず、予約受け付けを断念することとなりました。予約をお受けできない分、十分な量を用意して臨み、スムーズに商品をお渡しできるよう努力して参ります。
遊陽ゲームズの活動も4年目となり、多くの方にブースを訪れていただけるようになりました。たくさんの応援ありがとうございます。今後も熱中できるゲームと楽しい場を作っていきますので、何卒よろしくお願いいたします。
ゲムマ後の販売について
『HacKClaD CROSS FATE』ゲーム本体
新作『HacKClaD CROSS FATE』ゲーム本体は現在、各通販・店舗で予約受け付け中となります。ゲームマーケット後の販売スケジュールは以下の通りです。
- 11/10(木):イエローサブマリン先行販売開始
- 11/17(木):一般販売開始
「いち早く遊びたい!」という方は、ぜひ最寄りのイエローサブマリンの店舗or通販にてご予約ください。
グッズ・サプライ
グッズ・サプライは、遊陽ゲームズのBOOTH通販でのみ販売します。※一部グッズは販売しない場合があります
商品ページの公開は10月下旬を予定しています。
ゲームマーケットでの遊陽ゲームズブース関連のご案内は以上となります。
会場で皆さまにお会いできるのを楽しみにしています!
『ギブトレ』ってどんな面白さを味わえるボードゲームなの?
この記事は、9月7日からクラウドファンディングを開始する『ギブトレ - GIVE ME THE TREASURE -』に興味を持ってくださった方向けに、より具体的にゲームを知っていただくことを目的に執筆しました。少し詳しめにゲームシステムとそこから生まれる面白さについて書いています。また、リメイク元の『ガラクタリウム』からブラッシュアップしたポイントについてもご紹介します。
※記事内の画像は全て開発中のものとなりますので予めご了承ください。
【目次】
「こっちのほうが、たぶん得。」 ある日、盗賊団の幹部であるあなたたちは、"お仕事" で手に入れたオタカラを分け合うことになりました。けれども、誰よりもズルいあなたは他の幹部よりほんの少しだけ得することをもくろみます。 相手よりもできるだけ得できるようにオタカラをうまく山分けしつつ、時には助っ人の力を借りながら一番最初にお金持ちになる事を目指しましょう。 ゲームの大枠についてイメージを持つために、まずはPVをご覧下さい。
https://youtu.be/1umLIZL_Mek ギブトレのゲームシステムには、「ケーキの切り分け」「二者択一のドラフト」「セットコレクション」「ハンドマネジメント」などの要素が入っています。プレイヤーは2チームに分かれ、オタカラカードを集めてポーカーの役のような「セット」を作って換金することで勝利点を稼ぎ、いち早く30点を獲得することを目指します。オタカラカードは相手チームが提示した2択から1つを選ぶことによって獲得でき、あなたのチームが獲得しなかった方の択は相手チームが獲得します。この "択" とは5枚のオタカラカードを2つの束に分けたものなのですが、5枚のうち1枚は裏向きにして提示され、どんなオタカラかは分かりません。このような「2択の提示」と「択の選択」を交互に行ってゲームが進行します。 ギブトレのゲーム体験の特徴は、初回プレイから深い駆け引きを手軽に味わえることです。…と言ってもよく分からないと思いますので詳しくご説明します。 突然ですが、駆け引きの面白さとは何でしょうか? ギブトレのシステムはこのエッセンスをギュッと濃縮しています。 一回の山分けで扱うカードはたったの5枚ですが、裏向きの1枚とお互いの場によって、シンプルながら深い駆け引きが生まれます。プレイヤーが現在所持しているオタカラカードは全て公開されているため、お互いに作ろうとしているセットや欲しいカードは丸わかりです。また、それまで獲得したオタカラカードによって、特定のカードが持つ価値が自分と相手で異なります。その中で、2択を出題する側はどのカードを裏向きにするか?に、択を選ぶ側はなぜそのカードを裏向きにしたのか?に思考を巡らせることになります。 しかも、このどちらも悩ましいキャッチボールを高速で楽しむことができます。各ラウンドの手順は基本的に「2つに分ける→選ぶ→セットを作る」の3つしかないので、悩む時間はあれどゲーム自体はサクサク進行します。何度もキャッチボールをする中で、プレイのコツを掴めるのはもちろん、「堅実タイプ」「博打好き」「意外性を求める」など相手のことをさらによく知ることができるでしょう。 このように「"出題" と "回答"」のキャッチボールが高速に行われることがギブトレのゲーム体験の特徴です。冒頭で「初回プレイから深い駆け引きを手軽に」と表現したのはこういった理由からです。 ここまで読んで、もしかしたら「ちょっと難しそう…」と感じられた方もいらっしゃるかもしれません。そんな方はぜひ「ガラクタリウム プレイ感想まとめ」を見てみてください。ギブトレのコアのシステムはガラクタリウムと同様なので、ゲームの手軽さや面白いところなどを想像いただけるかと思います。 前述のように、ギブトレは『ガラクタリウム』のリメイクであり、根幹のシステムを踏襲しています。(『ガラクタリウム』については前回の記事やサークルHPをご覧ください) 以下、いわゆる「デザイナーズノート」的な、ゲームデザイン上の意図が多分に含まれた内容になっているため、読みにくい/分かりにくいところがあるかもしれませんがご容赦ください。 ガラクタリウムでは、プレイヤーは1人ずつ順番に手番を行う必要がありました。これは、相手プレイヤーに干渉したり意思決定に影響を与えたりするカードや、複雑で面白い効果のカードを実装できるメリットがありましたが、デメリットもありました。 そこでギブトレでは、キャラクターカード(助っ人カード)の効果を調整して同時に手番を行えるデザインにしました。引き換えに1枚のカードに実装できる効果の幅(複雑度)は減少しましたが、その分だけ別の良さ・楽しみを付与することにしました。 ガラクタリウムにある5枚の「探索者カード」は、いわゆる切り札カードであり、ゲーム終盤の駆け引きを盛り上げる重要な要素でした。ガラクタリウム制作当時の方針が「少ないカード枚数で手応えのあるプレイ感」だったこともあり、探索者カードはゲーム展開に積極的に介入できるようなデザインがされていました。また、勝敗を左右する強力なカード揃いだったため、プレイヤーが1ゲーム中に使える探索者カードは1枚だけでした。 ギブトレの「助っ人カード」は総枚数を増やし、1チームで2枚を使うことができるようになりました。1枚あたりの強さは下がった代わりに、以前より手軽に使え、2枚で簡単なコンボができるようなゲームデザインとし、これまでになかった楽しさをプラスしています。 ガラクタリウムに存在した「再探索カード」は、捨て札になったカードを山札に戻して切り直すことができる効果を持っていました。
ゲームデザイン的には山札切れ以外のタイミングで山札のリシャッフルを起こし、ゲーム展開が単調にならないようにする役割を持っていました。また、ゲームプレイ的には直接得点には繋がらないものの、一部のキャラクターカードとシナジーがあったり、捨て札にある欲しいカードを山札に戻す戦術がとれたりといった「いぶし銀」のカードでした。 ギブトレではこれを「お仕事カード」という名前で効果もリニューアルされています。 フレーバー的には、「もう一度盗みに入ってオタカラを補充し、ついでにオタカラを1個くすねる」カードです。発動タイミングを選べなくなった代わりに、もれなくカードを1枚引ける効果が付いています。制作チームではこの効果を使うことを「ガチャ」と呼んでいました。 この効果により、お仕事カードが含まれている2択では、この「ガチャ」を引くことまでを踏まえた選択を迫られることになります。山札にはだいたい15%程度の確率で「呪いの絵画」というデメリットカードが入っているので、無用なリスクを避けるべきか、もしくはまだ見ぬ1枚に夢を追うか、という悩ましさとワクワク感が生まれました。 ゲームのプレイ人数によってプレイ感はすこし変わってきます。 2人プレイ(1対1)では相手との駆け引きをしっかり楽しむことができます。『バトルライン』、『ロストシティ』などの対戦ゲームが好きな方にはこのモードがオススメです。また、遊陽ゲームズの過去作『忍尾将棋』、『イビルパクト』、『イビルフロント』が楽しかったという方には特に自信を持ってオススメします。 一方、3~4人プレイ(チーム戦)ではチームメイトと相談しながらワイワイ楽しめます。ボードゲームが初めてという方やまだ小さなお子さんでも、チームメイトと一緒にプレイすることで楽しく遊ぶことができると思います。裏向きカードによるブラフ要素があることで、適度に頭を使いつつもカジュアルに楽しむことができます。『コロレット』、『スカル』、『ごきぶりポーカー』、『宿命の旅団』などのブラフや駆け引きを好む方が次に遊ぶゲームとしてもオススメです。 最後までお読みありがとうございました。ギブトレを「面白そう」「やってみたい」と感じていただけましたら幸いです。 『ギブトレ』Kickstarterページはこちら→ https://www.kickstarter.com/projects/susabigames-lite/give-me-the-treasure:titleストーリー
システムの概要
ゲーム体験の特徴
互いに相手が何を考えているのか予想し、自分が相手を出し抜けているかどうかハラハラドキドキしたり、結果的に同じことを考えていて心が通じ合ったと感じられたり…。駆け引きの醍醐味とは「相手について深く考え、理解すること」とその過程で体験する驚きや発見であり、コミュニケーションの楽しさではないか、と僕は考えています。
「一方が2択を提示し、もう一方が選択する」というシステムは相手の選択と自分の損得が直結しているため、2択を作る側は「相手にとってどちらの選択肢がより魅力的に見えるか」を中心に考えることになります。択を選ぶ側は、相手がどういう考えでその2択を "出題" したのかに思いを巡らせ、択の選択でもって問いに対する "回答" を出すことになります。ギブトレでは、このような2択を通した「"出題" と "回答"」というキャッチボールを交互に行っていきます。『ガラクタリウム』からの変更点
しかしながら、その細部や周辺要素は、より多くの方がこのシステムに親しめるようにブラッシュアップしました。主な変更点は以下の通りです。
手番を同時に行えるようにしてさらにサクサクに
誰しも新たに手に入れたアイテムはすぐに手元でいじりたいものです。相手の手番終了を待たなければならないことは、早くプレイしたくてうずうずする状況もあったのではないかと思います。キャラクターカードに手軽さとコンボ要素を付与
「再探索カード」の効果にワクワク感をプラス
ギブトレってどんな人にオススメ?
おわりに
お宝山分けボードゲーム『ギブトレ』が生まれるまで(前編)
この記事は、9月6日からクラウドファンディングを開始する『ギブトレ -GIVE ME THE TREASURE-』制作の経緯と想いを綴ったものです。
「ギブトレってどういう背景や目標をもったプロジェクトなの?」「どういう人がどういう想いで作っているゲームなの?」という疑問にお応えできる読み物になっています。
以下のような方にオススメの記事です。
<クラウドファンディングでの支援をお考えの方へ>
こちらのリンクから「プロジェクト開始時に通知を受け取る」設定ができます。是非ご活用ください。
また、Kickstarterのアカウント登録や使い方についてこちらの記事でうちばこやさんがとても分かりやすくまとめてくださっています。初めての方はぜひご覧ください。
『ギブトレ』は、遊陽ゲームズが2019年にリリースした『ガラクタリウム』のリメイク作品です。『ガラクタリウム』については下記URLに詳しい説明があります。 ゲームマーケット2019秋で『ガラクタリウム』はリリースされ、ありがたいことに2日間とも持ち込み分が完売となりました。 #ガラクタリウム 本日分も完売しました!沢山の方にお手に取って頂き感謝です!!#忍尾将棋 は引き続き販売しています🦊 pic.twitter.com/KZu3IQw3pV
【目次】
リメイク元の『ガラクタリウム』について
また、BoardGameSelection2020では店舗賞を頂きました!
#ボドセレ2020 の店舗賞トロフィーが届きました。改めて受賞ありがとうございました!
— かく🎲遊陽ゲームズ➤9月クラファン準備中! (@SusabiG) 2020年3月22日
素敵なイベントを開催頂いた運営様、各店舗様に感謝です🙌#ガラクタリウム pic.twitter.com/JMMuj9bKts
『ガラクタリウム』はこれまでに1000個を生産し、全てサークルの手元を旅立っていきました。手に取って下さった皆様、本当にありがとうございます!
どうしてリメイクを制作するに至ったか
ズバリ「もっと多くの方に遊んでもらいたいから」です!
『ガラクタリウム』は2作目に制作したゲームでありながら、活動4年目を迎えた現在でも自信を持ってオススメできる作品です。面白さの詳細は別の記事でしっかり語りたいと思いますが、「駆け引きによる対話」と「短時間で出題と答え合わせが繰り返される気持ちよさ」が魅力の、普遍的な面白さのあるゲームシステムだと自負しています。
それだけ自信のあるゲームですから、新作を制作しながらも「ガラクタリウムをより広く楽しんでいただく方法が無いか」と、いつも頭の片隅で考えていました。
『#ガラクタリウム』は、リリースから1年以上経った今も継続的に遊んでくれている人がいて、作った本人としてもすごくお気に入りのゲーム。
— かく🎲遊陽ゲームズ➤9月クラファン準備中! (@SusabiG) 2021年3月13日
今の制作が落ち着いたら、続編とかサプライとか何かしら絶対に作る!💪https://t.co/6ags76djhx
そして2021年12月、『HacKClaD』のリリースをやりきったタイミングで、本プロジェクトが動きだしました。(有言実行!)
それまでの思索を経て心に決めていたことは、拡張セットではなく「リメイク」による全体的なリデザインでした。なぜリメイクかというと、『ガラクタリウム』のシステムは良くも悪くもミニマムにまとまっているため、部分的な改修や拡張では既存のユーザーに対して十分に新しくて面白い体験を提供することは難しいと考えたためです。
新しいユーザーに手に取っていただくだけの目的であれば、拡張セットを作ることで基本セットにもスポットライトを当てることができます。しかし、前述の理由により、それは自分自身が納得のいく形とは成りえませんでした。
そういった考えとポリシーから、ゲームシステム以外の部分も含めた "ゲーム体験" 全体をリデザインすることで、新規ユーザーはもちろん既存ユーザーにとっても新しいゲームの提供を目指すことにしました。
サークル外のクリエイターと共創する作品づくり
話が少し脇道にそれますが、2022年の遊陽ゲームズの活動テーマの1つとして「サークル外のクリエイターと一緒に作品を作るチャレンジ」というのがあります。これまでも作品毎に異なるイラストレーターさんとは作品づくりをしてきましたが、そこからさらに一歩踏み込んで、制作の根幹部分からサークル外のクリエイターに関わっていただくことによって、これまでの自分達にはない新しい価値を持った作品を生み出す取り組みをしたいと考えていました。
その機会を2021年後半から伺っていたところ、KeepdryのZUMEさんがフリーランス宣言をされていました。僕はものづくりの外側(宣伝や販売)も楽しんでやるタイプの制作者なので、専業プロデューサーのお仕事をすぐそばで見れるのは学ぶことがべることも多そうですし、なにより面白そうと感じました。それまでに何度も交流があったこともあり、信頼できるパートナーとしてお声掛けしたところ、ご快諾いただきました。
目指すのは「新しい定番ゲーム」!
「より多くの方に遊んでもらう」ためのリメイクであるので、目標はでっかく「新しい定番ゲーム」としました。こういうのはどこに目標地点の旗を立てるかが大事です。定番をつくるというのは当然ながら容易ではないことですが、これまでの経験や今あるリソースを駆使して取り組むチャレンジとして良い目標と感じています。(応援いただけたら嬉しいです!)
ZUMEさんにもこのビジョンを伝え、『ガラクタリウム』のリメイクが定番ゲームとなるための議論を重ねてきました。
後編では、「よりたくさんの方に楽しんでもらえる定番ゲームの創出」という大きな目標に向けてどんなことを考えて作ってきたのか、ZUMEさんに語っていただきます。お楽しみに!
◆追記:後編の記事が公開されました! note.com
【#ゲムマ2022春】遊陽ゲームズ 情報まとめ!【新作情報&お楽しみコンテンツ】
遊陽ゲームズの新作や各種企画のまとめ記事です。
目次
ゲムマお品書き
『イビルフロント』『イビルパクト』のゲーム紹介や動画はサークルHPをご覧ください
HacKClaD関連
【新作】HacKClaD世界設定資料+短編集
HacKClaD世界の謎に迫る公式ファンブック!続編に収録予定の新スキルカード(ホログラムver)を先行入手できます。
『世界設定資料』と新スキルは、どちらも続編となる拡張セットと連動した物語とゲーム展開を意図してデザインされています。
拡張セットを120%楽しむためにも、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。
【新作】HacKClaDラバー製プレイマット
HacKClaDのパッケージイラストをラバーマットにしました。
ぜひ迫力のあるアートを 600x350mm サイズでご堪能ください!
【お楽しみ企画】世界観解説動画公開!
HacKClaD解説動画 第2弾を公開中!
【お楽しみ企画】キャラストーリー第1弾公開!
魔女の力に目覚めるきっかけとなった過去の事件と、怪物と戦う日常を、ロゼットの視点から描いた短編ストーリーを公開中!
▼こちらからお読みいただけます sites.google.com
イビルシリーズ関連
イビルシリーズは、クトゥルフ神話モチーフの戦略カードゲームシリーズです。現在は『イビルフロント』『イビルパクト』の2作品とその拡張セットがあります。
【新作】イビルフロント拡張セット 邪神招来
クトゥルフ神話x陣取りスキルバトル『イビルフロント』のデッキ構築ルールに特化した拡張セットです。
デッキは15枚の簡単構築。『邪神招来』では9種類の邪神と神話生物が追加され、さらに戦略的なデッキ構築とゲーム展開が楽しめます。
【新作】イビルパクト アクリルフィギュア
正体隠匿呪文バトル『イビルパクト』の邪神5体のアクリルフィギュアセットです。単にアクリルフィギュアというだけでなく、『イビルフロント』『イビルパクト』のゲームのコンポーネントとしても使用することができます。
『イビルパクト』のアクリルフィギュアは大きめサイズ!
— かく🎲遊陽ゲームズ@ゲムマ春【B18】 (@SusabiG) 2022年3月27日
また、『#イビルフロント』のコンポーネントとしても使えます。台座の窪み2ヶ所にグラスタブレットが置けるようになっていて、魔導書カードの役割を担えます。 pic.twitter.com/WJFkp5EhFg
【新作】イビルシリーズ収納ボックス
イビルシリーズの収納に便利な専用ボックスです。表面がメタリック加工だったり蓋がマグネット式でパチッと留まったりと、とてもリッチなつくりとなっています!
収納イメージは下記ツイートの動画をご覧ください。
イビルシリーズ収納ボックスは、これまでの3作+α の収納ができる専用ボックスです。
— かく🎲遊陽ゲームズ@ゲムマ春【B18】 (@SusabiG) 2022年3月27日
箱の赤い部分はメタリック仕様。左右のフタ同士はマグネットでパチッとくっつきます。中身は硬めのスポンジで全くガタつきません。
とても満足度の高い作りになっています😊 pic.twitter.com/X7en5cy3jK
【お楽しみ企画】コラボ4コマ漫画キャンペーン
ボードゲーム『ロード・オブ・ボーダーズ』とイビルシリーズのコラボ企画です。森のかえる先生と特急みかん先生による描き下ろしカラー4コマ漫画をなんと12日連続で投稿します。ぜひお楽しみください!
漫画まとめはコチラ
🏰キャンペーン予告!!!🐙
— かく🎲遊陽ゲームズ@ゲムマ春【B18】 (@SusabiG) 2022年4月3日
コラボ4コマ漫画企画
『#私が警備する城塞都市に邪神さま御一行がやってきたんですが』
4/8(金)から12日連続投稿!
お祭り前のワクワク感のお供に、
ぜひお楽しみください!#ゲームマーケット2022春#ゲムマ2022春 pic.twitter.com/YgA6nBehYQ
ご予約・通販について
最後までお読みいただきありがとうございます。
ゲームマーケットで皆さまにお会いできるのを楽しみしています。また、会場に来られない方も、ぜひ各種企画をお楽しみください!
ご予約・通販は下記リンクからどうぞ!
・ゲームマーケット2022春 予約フォーム docs.google.com
・一部グッズはBOOTH通販でも販売中 susabi-games.booth.pm
HacKClaD本体増刷&アクリル駒とスリーブ再販決定!
こんにちは、遊陽ゲームズです。
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
ありがたいことに新作『HacKClaD』はご好評をいただき、アクリル駒とスリーブの再販やゲーム本体の増刷についてのお問合せを多くいただいております。
ゲーム本体については、想像以上に多くの方に手にとっていただいたため、手元にあるのはゲムマ大阪分の在庫のみとなっています。アクリル駒とスリーブについては、初回生産当時と状況が異なる部分もあったため再販の方法や時期を検討しておりました。この度、増刷&再販の目途がつきましたので、記事タイトルのとおりお知らせをする運びとなりました。
再販に伴う仕様変更の有無は下記の通りです。ご購入を検討される際のご参考にしていただければと思います。
ゲーム本体について
カードテキストなどゲーム性に関わる部分についての変更はありません。説明書にページ番号を追記するなど、軽微な修正のみとなります。
アクリル駒について
デザインの変更はありません。胴体パーツの中央部がやや強度が低く折れやすかったため、該当部分の強度を改善して製造します。
カードスリーブについて
原材料の不足によって利用可能な製造プランが限られており、その状況を踏まえて仕様の変更を行いました。
- キャラ5種、各20枚入りとなります。クラッドカードのスリーブは付属しません。
- デザイン自体の変更はありません。
- 印刷の品質が向上します。
現在、小ロット・低価格での製造ができなくなっており、大ロットでの印刷に切り替えつつ種類数を絞りました。印刷の品質は向上するものの、クラッドカード用のスリーブはオミットするという苦渋の決断となりました。
再販時期について
ゲーム本体は海外での製造のため、輸送も含めてある程度の期間がかかります。昨年末から準備を進めていますが、店頭や通販で購入できるまでには3~4ヵ月程度かかる見込みです。
アクリル駒とカードスリーブは1月中に予約販売を開始予定です。開始時にはTwitterアカウント(@SusabiG)でアナウンスいたします。また、ゲームマーケット大阪およびゲームマーケット2022春での販売も行えるよう準備を進めています。
増刷/再販については以上となります。
年末年始を含め、多くの方に遊んでいただきとてもうれしく思います。
特に、年末に行われたアンケート 日本版The One Hundred 2021 では78位、ゲームマーケット2021秋新作アンケートではなんと1位をいただきました。
改めましてお礼申し上げます。たくさんの応援と評価をありがとうございました。
高評価と合わせて、今後の制作を期待するお声も多数いただき大変励みになっています。
今年も面白いゲームを作っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします!
戸塚中央さんの #ボードゲーム製作者インタビュー にお答えしました
この記事は戸塚中央さんのボードゲーム製作者インタビューに回答するものです。
■あなたについて
Q1. デザイナー名、サークル名を教えてください
・デザイナー名:かく
・サークル名:遊陽(すさび)ゲームズ
Q2. ボードゲームにはまったきっかけとなるゲームはなんですか
将棋とMtG
Q3. 好きなボードゲームやジャンルを教えてください
対戦カードゲームなど、能力の組み合わせでなんやかんやするものが主食です。対人戦が好きです。
Q4. 所持ボードゲーム数はどれくらいですか
たぶん100前後です。
Q5. ボードゲーム製作を始めたきっかけを教えてください
作りたいという気持ちはずっとあり、良い友人との出会いに恵まれたのがきっかけで製作を始めることができました。
Q6. 普段はどのような環境で製作してますか
・各種ドキュメンテーションやモック作りはだいたいGoogleスライド
・ユドナリウムでオンラインテストプレイ
・コミュニケーションはSlackとDiscord、ときどきZoom
・宣伝画像など作成はPhotoshop
Q7. 製作に関して、ポリシーやこだわりがあれば教えてください
①活動スタンス:常にチャレンジして楽しむこと
ゲームデザインでもプロモーションでの何でも良いのですが、何かしら新しいチャレンジを設定してそれを楽しむこと。
最初はゲームを作ること自体がチャレンジでしたが、活動3年目となる今年はクラファンやエリア出展に挑戦したりと、大きなチャレンジができるようになってきました。
また、新作『HacKClaD』では世界観の作り込みにもチャレンジしています。
ゲームマーケットのカタログ原稿を入稿しました。遊陽ゲームズは初めてエリア出展で参加します。#ゲームマーケット#ゲムマ2021秋#HacKClaD #ハッククラッドhttps://t.co/gvI0H6uEBv pic.twitter.com/QRtY6D0rm2
— かく🎲ゲムマ秋エリア出展 (@SusabiG) 2021年8月27日
➁ゲームデザイン:プレイヤーが受ける処理負荷を丁度良い塩梅に抑えること
プレイヤーが意思決定をするときには、情報を段階的に絞り込んでいって最終的に2~3つのアクションから選択を行えるようなゲームデザイン・バランス調整を心がけています。その考え方については以下の記事で触れています。
■忍尾将棋について
Q8. 忍尾将棋のルールやテーマを簡単に教えてください
『忍尾将棋』は、3x4のミニマムな盤面で3枚の持ち駒を駆使して戦う "正体隠匿" 将棋です。
将棋と同様に、相手コマが置かれたマスに自コマを進めることによって相手コマを討ち取ることができます。
また、討ち取ったシノビ駒は持ち駒となり、正体を隠した状態で配置することができます。
個性豊かなシノビ駒で相手の裏をかき、相手の姫を討ち取りましょう!
Q9. どのようなプレイヤー(年齢、趣味、好きなゲームジャンル等)に遊んでもらいたいですか
小学生以上、思考ゲームが好きな方。
ちょっとした時間で深い読み合いがしたい方にぴったりだと思います。
Q10. 今回のゲームを製作するきっかけは何でしたか
上で回答した通り、将棋と対戦カードゲームが好きです。処女作らしく(?)それらの好きな要素の組み合わせる発想から製作着手しています。
将棋ベースの戦略ゲームでありつつ、手札からカード(コマ)を繰り出すことで1手1手が戦況に影響を与えるようなプレイ感を目指しました。
Q11. システム・ルール制作において、苦労した点や工夫した点はありますか
駒の動き方にバリエーションがありつつも覚えやすく、かつゲームとしてバランスがとれるポイントを探すのに苦労しました。
工夫した点は、あえて強いコマと弱いコマを作ることです。これは他のゲームでも同じことですが、全てのコマが同じくらいの価値を持っているとどれを獲得しても大して変わらなくなり、プレイヤーは意思決定しにくくなったり意思決定自体を無味乾燥なものと感じてしまう懸念が生まれます。また、強弱がはっきりしていた方が、プレイヤーにとっての中間目標や駆け引きポイントが明確になり遊びやすいゲームになります。忍尾将棋は、ブラフが効き、頻繁にコマ交換起こるゲームシステムであったので、強キャラ・弱キャラを無理なく取り入れることができました。
Q12. 今回のテーマを選んだ理由はなんですか。苦労した点はありますか
制作開始当初、2人の姫(将棋でいう王)はキツネとタヌキだったのですが、討ち取られたコマが寝返るルールと合致しなかったのでキツネに統一しました。コマを伏せるギミックがあるので、もう1つのモチーフを「忍者」にすることに迷いはありませんでした。
#忍尾将棋 の姫は、最初は「赤いキツネと緑のタヌキ」だったんですが、討ち取ったシノビが持ち駒になると種族を越えて寝返ってしまいます。種族で対立する世界観はシステムとの噛み合いがイマイチだったのでキツネに統一した経緯があります。
— かく🎲ゲムマ秋エリア出展 (@SusabiG) 2020年3月24日
タヌキではなくキツネに統一したのは100%趣味です!😊😊😊 pic.twitter.com/mn2sLGBjdn
Q13. 忍尾将棋はどのようにすれば手に入れることが出来ますか
Amazon様、ヨドバシカメラ様、イエローサブマリン様、ボドゲーマ様、R&Rステーション様などで入手可能です。
以下のページに取扱店の情報とリンク集があります。
Q14. 最後に改めて忍尾将棋の魅力・強みを教えてください
・キャラクターが可愛いです(突然のキャラ推し)
・インストが1分で終わります。
・数手先を読む思考力が鍛えられます。
・何度も何度も遊べます。コマを2人で7枚しか使わないのですが、様々な展開があります。戦略の幅が広がる拡張セットがあるほか、1人プレイモード(詰将棋)をWEB公開しています。
以上です!